意識他界系’s diary

色々書くところ

(遊戯王なんて最たるものですね)

こんな記事を読みました。

anond.hatelabo.jp

 記事というかアノニマスダイアリー(通称:増田)ですね。
アノニマスダイアリーを「増田」と認識し始め、いよいよ私もはてなに毒されてきたと思うしだいです。

 

世界初のTCGとであるMTG古代エジプト発祥のマジック&ウィザーズは対象外)。それまでのプロ野球チップスなんかに代表される「交換して集める」だけのトレーディングカードに、初めてゲーム性を持たせたのがMTGです。全てのTCGMTGに通ずると言っても過言ではありません。(こればっかりは本当に過言ではないから困る)

 

MTG最高の発明は?」という問いに筆者は「召喚酔い」だと答えています。
確かに、「召喚酔い」ってすごいですよね。TCGがすでに存在し「カードをクリーチャーに見立て召喚し戦う」というルールが広く一般的だったのであれば「じゃあMTGは召喚後1ターン待たないと行動できないようにしよう!召喚酔いだ!」ってなっても不自然じゃないんですよ。でもですよ、MTGは世界初のTCGです。今まで召喚していなかったんですよ。カードからクリーチャーを。召喚すらしていなかった時代に「召喚酔い」という概念を生み出しています。しかも召喚酔いというルールがあるにも関わらず「速攻」という「召喚後すぐに行動できるクリーチャー」なんてのも実装しているんですよ。どこまで未来見て設計してんすか?もはやオーパーツレベルです。確かに「召喚酔い」は、筆者の言うように最高の発明なのかもしれません。(召喚酔いの初出に関しては諸説有りそうですが、まぁTCGに限っていえば全ての元祖がMTGなのでね。)

 

記事の中では遊戯王のことを引き合いに出していますが、遊戯王は漫画ベースなんでね。「俺のターンドロー!エルフの剣士を召喚!プレイヤーをダイレクトアタック!」というテンポ&絵面の派手さ重視ですね。そこらへんは筆者も重々承知かと思います。

かっこいいモンスター同士のバトルシーンで「俺のターン!青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)を召喚!強靭!無敵!最強!・・・ターンエンド!」ってなってたら漫画としてかなり失速します。テンポも悪いです。絵的にもかなり地味です。青眼の白龍は着地即「滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)」くらいが丁度いいです。(ってか改めて見ると遊戯王の技名かっこいいな笑)

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バーニラバニラバーニラ超優遇!

その代わり遊戯王は1ターンにつき通常召喚は1回まで特殊召喚は複数回?でしたっけ??)というルールもありますからね。あとはトラップカードはセットしてからすぐには使えないというルールもあって、その部分がMTGにおける「召喚酔い」に近い、あえてのテンポロスが生んでいる駆け引きの深さかもしれません。遊戯王の一番の発明は「トラップカード」かもしれません。遊戯王遊戯王なりの駆け引きがあって楽しいです。昔よく遊んでいました。

 

個人的にMTG最大の発明は「カードの力でルールを無視できること」だと思ってます。

「召喚酔い」と言うルールがある中「速攻」のキーワード能力を持っているクリーチャーは「召喚酔い」を無視して召喚後すぐに行動に起こすことが可能。基本的にクリーチャー同士の攻撃は同時に行うが「先制攻撃」持ちのクリーチャーは先に攻撃可能で一方的に殴り勝てる、などなど。ゲーム内のルールをカードが破って活路を見出すという作りが好きです(うまく言語化できていませんが笑)。まぁTCG問わずどのゲームも同じなんですけどね。

 

この記事もっと伸びてMTG界隈盛り上がらないかな〜