【MTGアリーナ】ガイガンの名前の由来は雁とナイスガイ
いや、相棒舐めてたね。
『イコリア:巨獣の棲処』から追加された新たなメカニズム「相棒」。
デッキに入れられるカードは制限されますが、条件を満たせば1回だけいつでも召喚できるというものです。
実装前はそんなに注目していなかったです。「デッキに制限が使いにくそう&ややこしい」という至極単純な理由です。
まさかこんなに大暴れするとは、、、ジャイルーダの春が訪れました。
《深海の破滅、ジャイルーダ》
深海どころかMTGを破滅をに導いています。
『あなたの開始時のデッキに、点数で見たマナ・コストが偶数のカードのみが入っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、あなたは1回のみゲームの外部からこれを唱えてもよい。)』
相棒の条件は
あなたの開始時のデッキに、「点数で見たマナ・コストが偶数のカードのみが入っていること。」
そして相棒に選んでいる場合
「あなたは1回のみゲームの外部からこれを唱えてもよい。」
の効果が付与されます。統率者と違いデッキ内に残り3枚忍ばせることも可能です。使用感的には、開始時に手札が+1されているような感覚です。(マリガン1回までは許容範囲!)
というのが相棒のざっくりとした能力。デッキに課せられる制限は相棒によって様々です。
で、問題は場に出た時の能力。
《深海の破滅、ジャイルーダ》が戦場に出たとき、各プレイヤーはそれぞれ、自分のライブラリーの一番上からカードを4枚自分の墓地に置く。それらのカードの中から、点数で見たマナ・コストが偶数のクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。
自身と相手で計8枚、デッキトップから墓地に落とします。(はい強い〜)
その中のマナコストが偶数のクリーチャーを1体戦場に出せます。(はい壊れ〜)
相手の墓地に落ちたクリーチャーでもOK(はいエモい〜)
自身も偶数コストなので釣ってこれます。(…)
まず相棒に設定している場合、自身のデッキが偶数で構成されているので、何も場に出せないという悲しい事態は少ないかと思います。また相手のクリーチャーもマナコストが偶数であれば奪うチャンスにもなります。6マナ8マナ帯の馬鹿でかいクリーチャーももちろん可能です。《深海の破滅、ジャイルーダ》自体が6/6という大型クリーチャーなので、その隣にもう一体並べられるというのは、相手にとっては驚異でしかないです。しかもこれ、なぜか墓地対策である《虚空の力線》が効かないんですよね、、、
《深海の破滅、ジャイルーダ》の誘発型能力の解決時に、置換効果によってプレイヤーが、ライブラリーの一番上から4枚のカードを墓地に置く代わりに追放したなら、あなたはそれらの追放領域にあるカードの中からクリーチャー・カードを選んでもよい。
要するに「墓地へ送る」を「追放」に置換する効果はジャイルーダの前では無力ってことらしいです。(なんでや、、、)
と、実装前は見向きもされなかった《深海の破滅、ジャイルーダ》が現在環境を席巻しつつあります。
で、その相棒の相棒がこちら。
《灯の分身》
伝説のクリーチャーである《深海の破滅、ジャイルーダ》を伝説ルール抜きでコピーできてしまうので横展開&連続使用が可能になります。
最初の召喚で墓地に落とした4枚の中に入っていれば御の字です。《深海の破滅、ジャイルーダ》《灯の分身》で計8回チャンスがあるので、どこかしらで連続して墓地に落ち続けます。
こんな感じで「6マナで重い」という以外は、ウィザーズからの恩寵と加護を全身に浴びたクラーケン《深海の破滅、ジャイルーダ》。コストの重さなんて対策はいくらでもできるので、現在各フォーマットで大暴れしています。クリーチャーの大量展開、ライブラリーアウト、墓地肥しなど択が多いのも人気の理由かと。
今アリーナでは、体感7割このデッキと当たります。
どうだい?つまらないだろ?
ちなみにこの《深海の破滅、ジャイルーダ》にはゴジラ版が用意されています。
《鎌爪の未来怪獣、ガイガン》
コラボカードが用意されているということは、コラボ元のことを鑑みて当分禁止にはならないような気がしています。コラボ元もたまったもんじゃないです。自社IPを提供しておいて禁止という不名誉な処遇を受けたら、それこそメンツ丸潰れです。少なくとも次のパック発売までは禁止にならないんじゃないかな〜と邪推しています。
で、どうこのくそデッキに対抗しうるか?
答えは簡単。自分でも使えばいいのです。
私もデッキを作るために色々調べました。
相性が良さそうなカードは下記のような感じ、もちろん相棒として活用したいので偶数マナ限定で、マナ加速もしたいので緑も視野に入れて探してみます。
《深海住まいのタッサ》
《魅力的な王子》
《深海住まいのタッサ》《魅力的な王子》はジャイルーダ出し入れ要員です。《魅力的な王子》に関しては占術2を選択して、土地が事故らないように前半で召喚する場合もあります。
《光明の繁殖蛾》
イラストだけでなく、アリーナでは召喚時のアニメーションもグロ注意です。
このカードやっぱ強い。ジャイルーダを再利用できますし、1回限りの除去体制にもなります。そもそもジャイルーダは伝説のクリーチャーなので、自身の能力でジャイルーダを召喚した際に伝説ルール(同名の伝説のクリーチャーは場に1体まで)で片方墓地に送られるので《光明の繁殖蛾》の能力の発動タイミングは結構多いです。(ちなみにミラーマッチで相手のジャイルーダを拝借し、なんらかの形で死亡した場合相手のコントロールで飛行持ちジャイルーダが転生するので要注意です。あくまで「あなたのコントロール」ではなく「オーナーのコントロール」なので、、、)
《巨大猿、コグラ》
めくれて嬉しい偶数マナのデカブツ。召喚時強制格闘も良き。召喚後はエンチャント、アーティファクトも割れます。余談ですがこのカードもコラボかと思っていました。てっきりキングコングかと。コラボじゃない割に能力がまんまキングコング的で素敵です。人間を手札に戻して破壊不能を得ると言う再現度の高さ、このテキスト読んだ人はあの名シーンを思い浮かべると思います。
《悪魔の職工》
これはあんまりいらんかも。
必然的に墓地が肥やされるのでパンプアップされます。正直ダブルシンボルとはいえ2マナでパンプアップ能力持ち、さらにリクルーターという便利具合。さすが神話レアって感じです。用途としては、相棒設定以外のジャイルーダを無理矢理ライブラリーから引っ張ってきます。ちなみにこいつも召喚アニメーションがキモいです。
あとは適当な緑のマナクリ(奇跡的に偶数マナ多い)を入れて完了です。
ある程度対戦してみましたがまぁまぁ勝てます。敗因は大体土地事故です。
環境初期特有の分からん殺し的な部分もありますが、マナさえ揃えば確実に召喚できる相棒の恩恵が思いの外やばいです。(このETB能力で確実に召喚出来るってウィザーズまじで頭レスキューキャットかよ。)
手っ取り早くランクあげたい人は、ワイルドカードを惜しまず構築するべきかと、体感勝率7割はいきます。
そしてジャイルーダデッキとのミラーマッチが多くて多くて、、、。最早どちらが先に6マナを揃えられるか?という勝負に成り果てます。最早MTGアリーナでジャイルーダ召喚目的以外のマナ加速は茶番と化していると言っても過言ではありません。(過言)
対策としては、、、
・相手のマナクリを丁寧に除去して失速させる。
・《深海の破滅、ジャイルーダ》を的確に打ち消す。
・同じく壊れ相棒の《夢の巣のルールス》で対抗する。(こいつの異常さについてもいずれ語りたい。)
・《静寂をもたらすもの》の採用。
・《エイスリオスの番犬、クノロス》
・《拘留代理人》で追放ロック
・《深海の破滅、ジャイルーダ》の気配を感じたら精神衛生上即投了。(ぶっちゃけ対策できていないと対戦しても面白くないです。時間の無駄なのでサクッと次いきましょう。)
思いつくのはこのくらいですかね。多分もっと対策はあります。
結構大げさに書きましたが、脳死で回せるほどは強くはないです。序盤のマナ管理、能力で召喚するクリーチャーの取捨選択。そしてジャイルーダは出し入れまくって常に召喚酔い状態なので、周りのクリーチャーで殴りはサポートしていく必要があります。
だがしかし、スタンダードで今の状況なんでね…。
もっと有用な偶数コストの多いレガシーとかは禁止にしないと環境死ぬんじゃないでしょうか。(レガシーは専門外だから知らんけど)
MTGって「スポイラーで全然注目されていなかったカードがめちゃくちゃ強い」って結構ありますよね。直近で言うと《王冠泥棒、オーコ》とか、、、。ここら辺はMTGの奥深さといえますね。
次のアリーナ日記では同じく相棒の《夢の巣のルールス》がいかにやばいかについてでも書きますかね。相棒システム、、、これは結構波乱の予感です。
では、良きMTGライフを。
今週のお題「ゲーム」
お題「#おうち時間」