意識他界系’s diary

色々書くところ

ちょっと侍道シリーズについて語らせて

SEKIROを遊べば遊ぶほど、ある衝動に駆られます。

 

それは

SEKIROクオリティで「侍道」のシリーズを遊びたい人生だった。

ということです。

 

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ええ、大好きです。スパイク(現:スパイクチュンソフトから発売された侍道シリーズ。開発はアクワイア(あの天誅シリーズも開発)侍道シリーズ。ほんと大好きなのです。

 

SEKIROをプレイしていて「うわー!これ侍道シリーズでやりたかった殺陣やー!」という感情が押し寄せてきます。もちろんアクション面だけでなく和風なBGM、風景、広がる世界、刀同士がぶつかった時のSEなども、私の琴線に触れてしまい普段は押し殺している侍道という性感帯がビンビコビンに反応するのです。

 

今回は自称「侍道シリーズ続編を待ち続ける会会長」の私が、侍道シリーズの原点である「侍 (Way of the Samurai)」がどういうゲームなのか詳しくご説明しようと思います。(まじで誰得すぎて草も生えないブログです。)

 

 

■時代に抗う侍たちの矜持を感じるストーリー
時代の流れによって侍が消えつつあった明治10年。元士族だが今はヤクザに成り下がった「黒生家」。明治政府に反発する士族集団「赤玉党」。その抗争に巻き込まれる「宿屋の面々」。そして「黒生家」と「赤玉党」の共倒れを狙う「明治政府」。そんな一触即発の状況の「六骨峠」にふらりと一人の「名無し侍」が訪れることで自体が急変します。

どの勢力に加担するかはプレイヤーの選択次第。イベントは時間帯によって同時多発的に発生し、主人公が「何処にいて」「誰と話して」「どういった選択」をしたかによって多種多様に分岐します。武士道を貫き通すか、途中で裏切るのか、そっと峠を去るのか、、、なにをするのも自由なのです。

 

例えば物語のスタートは必ず峠の入り口の橋から始まります。そこで悪漢3人に追いかけられている町娘を見かけた主人公は、、、
1、町娘を助ける
2、悪漢の仲間に加わる
3、無視して他の場所へ移動
と行動を選択できます。「1、町娘を助ける」を選択した場合は悪漢と戦うことになるのですが、この戦闘で「圧勝」「拮抗」「負け」でストーリが変わってきます。

 

また各勢力を上手いこと渡り歩き、大団円エンドが用意されているのもシリーズの特徴です。結構針の穴を通すようなイベント順を求められるのですが、あんなにいがみ合っていた勢力同士が結託して強敵に挑む姿はベタですがいいものです。消えゆく運命の侍たちの矜持・意地・悲哀など色々と魅せてくれます。

 

これが「侍」の大まかなストーリーです。特に珍しくもないマルチエンディングシステムです。ストーリーを分岐させないと手に入らない刀もあるため、短い期間(ゲーム内時間は二日間)のストーリーを何度も繰り返して遊びます。なのでタイムリープ的な味わいもあると思います。(特に1日目夜に神社に消えていく邑咲を見かけたときは「これは今までになかったストーリーに行けるな」と確信したわけで。)今までの繰り返してきたストーリーから逸脱できた時の達成感は、一段と感慨深いものがあります。

 

■手に汗握るアクション
「押し」「崩し」「引き」「捌き」「合わせ」「避け」「見切り技」という固有システムが存在します。
攻める際は押して崩す。防御時は引いて捌く。相手の大技をタイミングよく合わせて見切り、最小限の隙で相手に大技をかます、また万が一相手に崩された場合も避けが出来ます。アクションも非常に深いシステムになっています。1対多の戦闘を強いられる場面も多いのですが、そこは時代劇に倣って順番に襲ってくるのでボコボコにされる心配はありません。

侍の魂であり武器であり魂である「刀」には「耐久値」が設定されており、無茶をすると折れてしまいます。刀の耐久値は鍛冶屋で強化修復が可能なのですが、この耐久値システムがSEKIROの「体幹ゲージ」に通ずるものを(勝手に)感じています。こちらが攻めすぎても刀の耐久値が限界を迎えるため攻めの手を一旦抑える。これだけだと「スタミナゲージじゃね?」と思われてしまうかもしれませんが、相手の特定の大技を刀で防御してしまうと折れてしまう可能性があります。刀は耐久値が限界をむかえると折れてしまい、耐久値が一段階弱い状態(連続で攻め込めない、攻撃を受けきれない状態)になってしまいます。耐久値0になると完全に折れてしまい、攻撃はおろか鍛冶屋での回復もできなくなります。(と、仰々しく書いていますが、公式チートが用意されており、刀の耐久値を一気に回復させることもできます。耐久値どころか主人公の体力も一瞬で回復させる公式チートも存在します笑)

 

■最愛の一振りを徹底的に鍛える
個性的な刀が多数存在します。
刀ごとに構えが決まっており、上段構え、中段構え、下段構え、片手刀、脇差、忍者刀の6つの構えから自分の戦い方にあった構えを選びます。
刀には「攻撃力」「防御力」「耐久値」が存在し、強化することができます。刀の育成がなかなか大変で、鍛冶屋(上昇値ランダム、たまに下がる?)で強化するか、敵が一定の低確率で落とす強化アイテムを使用(というか拾うこと)で強化できます。なので同じ刀を持参してストーリーに何度も挑むのですが、ストーリー中死んでしまうと刀をロストしてしまいます。まさに諸行無常。なので刀の育成も兼ねたストーリーは慎重に進める必要があります。
また刀にはそれぞれ「技」が設定されており、手に入れた直後が弱斬り、強斬りくらいしかできないのですが、使い込むことで技を閃き、コンボ・大技を使用することができます。こちらも敵が低確率で落とす技書で覚えることもできますが、毎回ストーリーに持参する必要があるので戦闘は慎重にならざるを得ないです。この死んでしまったらロストというシビアな感じも今思うと非常にソウルライクです。今まで丹精込めて育ててきた愛刀を失う辛さときたら、、、もうね、、、。

(ちなみに私は脇構刀「浮雲」の「抜突」という技が好きでした。隙有自分語)

 

■ちょっとしたお馬鹿でシュールな要素
リソースの都合か登場人物はフルボイスではなく「おう!」「えー!」「ぎゃ!」「あぁん?」という断片的なボイスのみです。(でも今をときめく小野大輔さんや沢城みゆきさんが声を当ててたりします笑)それに明らかに芸能人をモデルにしているであろう独特なポリゴンのキャラと相まって「バカゲー」と称される場合があります。ボイスだけでなく、宿屋組に謎のアフロ侍ドナドナ(cv小野D)がいたり、そのドナドナの刀で覚える技のモーションがプレスリーテイストだったり、坪八の顔が布袋寅泰で髪型が三島平八だったり、赤玉党党首の彼女がチェルシー(cvみゆきちというイギリス人女性(しかもチャイナ服)だったりとバカゲーというより「謎にシュール」な要素が多すぎて人を選ぶ内容だという点がありますね。当初はバカゲーのつもりもそんなになかったのかと思うのですが、シリーズを重ねるごとにバカゲー要素を間違った方向に強くし過ぎてしまい、侍道4で盛大に滑ってしまいます。(あくまで私の感想ですが、夜這い、拷問はいらなかったと思うのです。そんなことにリソースを割くくらいなら、チュートリアル戦の処理落ちをなんとかして欲しかった、、、)

 

以上が侍道シリーズの原点「侍」でした。(思い出補正?知るかボケ笑)

 

残念ながらPS3で発売された侍道4以降続編は出ておりませんが、実は今だに「侍」はPSvitaPSP版をDLして遊んでしまうほど大好きなシリーズだったりするのです。SEKIROを遊んでいて、「これが、、、このクオリティーで、、、侍道を遊べたら、、、」と思うことが多く、思わず謎な内容のブログを更新してしまいました。また2や3や4に関しても書けたら書いていこうかと密かに思っています。

 

最後に侍道にはまっていた時期にお世話になっていたサイトが、まだ残っていたのでご紹介。

 

侍道

http://www.suginami-s.net/game/samurai/

侍道3まで攻略していたようですね、、、このサイト眺めるだけでめっちゃ時間が潰せそうです。

 

そして公式総合サイト、、、

侍道 総合サイト

遊技場の隣の「???」は結局何だったんでしょうか、、、???